育毛剤口コミ比較ランキング
私が20歳の頃、父は50代でしたがハゲていました。そして父の兄すなわち伯父さんもハゲていました。
友人達からは「おまえも絶対にハゲるぞ!」と言われていたので、私はまだ20歳だと言うのに育毛剤を使い始めたのです。周りの人達は皆「まだ早いのでは?」と笑っていましたが、私の考えは「ハゲてからでは遅い」でしたので、人の目など気にせずに使い続けました。
それから10年程経ち、ハゲた伯父の息子、即ち、従兄と久しぶりに会ったところ、35歳の彼は「最近薄くなってきてるんだよね・・・」と頭のてっぺんの毛が少なくなっている部分を私に見せたのです。
そして、私の頭をジロジロ見ながら「まだ大丈夫だね、何かやってるの?」と羨ましそうに尋ねてきました。勿論私は育毛剤を使って毎日マッサージを続けている事を伝えました。
彼もやはり「もう?」と言って笑っていました。その話を中学時代から仲良くしている友人にしたところ、彼は「それって本当に育毛剤の効果なの?」と言い出したのです。彼の疑問は、10年間使い続けた場合と、全く使わなかった場合との比較が出来ないからだとの事でした。
確かに、30歳になった私の髪の毛がまだフサフサしているのが、本当に育毛剤のお蔭なのかどうかは判りません。もしかしたら何もしなくてもフサフサなのかも知れません。そこで友人との話では、この先の10年間は左半分だけ育毛剤を使い続けて、右半分は何もしない実験をしようとの結論になりました。
この実験によって、10年後に、もしも左右で髪の毛の濃さに明らかな差が出たら、これは育毛剤のメーカーの宣伝材料としてきっと高く買ってもらえそうだね!と二人で大笑いしたのです。
結局その実験は冗談に終わりましたが、今でもやる価値はあるような気がしています。
そんな30歳から更に10年が経ちましたが、この間の育毛剤の使用は「時々」になっていました。あの友人との冗談が妙に気になって、毎日使い続けた場合の効果に多少疑問を持っていたからです。
それでも私の髪はまだフサフサでしたので、なおさら毎日使う気にはなれなかったのです。40代になって暫くして、本当に久しぶりにあの冗談を言って笑い合った友人に会いました。
驚いた事に彼の額は大きく広がりてっぺんもかなり薄くなっていたのです。彼は育毛剤を全く使ってなかったとの事で、私のフサフサの髪を見ながら「お前のように毎日使うべきだったな」と言いました。
そして、そうだ「二人並んで使用、不使用の差としてメーカーに売れないかなぁ?」と言ってまた大笑いしたのでした。育毛剤の効果確認って本当に難しいものですね。
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